POEM

環境エデュケーター

本学園では教育信条の一つに「自然の尊重」を掲げています。2000年には「玉川学園環境方針」を定め、21世紀へ向けての環境教育をいっそう重視することを新たな教育方針としました。さらに、「生活環境改善活動の積極的な推進と、それを担いうる人材の育成」をスローガンとして、環境に対して様々な活動に取り組んでいます。
このような教育方針に基づき、環境教育の推進を図って、より多くの人々が環境への関心を高め理解を深められるように、「環境エデュケーター(指導者)」を養成するプログラムを展開しています。「環境エデュケーター」は本学独自の資格であり、本学が開発した「環境エデュケーター養成講座」(2単位)及び「環境エデュケーター・トレーニング講座(Aプログラム)」(2単位)双方の講座を受講し、単位を取得した学生に付与されます。

環境エデュケーター養成講座

「地球環境の現状や環境問題に関する基本的知識」「環境教育や環境保全対策・推進に関する基礎的な法知識」「学校(幼小中高)・企業・NPO・ボランティアに於ける環境に対する取り組みから、環境教育指導者に必要な基本的知識」「環境教育指導者としての社会的責任や倫理観を理解し、適切な判断ができる知識」を学び、広く世の中で取り組まれている環境活動について考察することにより、「子ども環境講座」用のプログラムを開発できるようになります。

環境エデュケーター・トレーニング講座A

環境教育の指導者として必要な資質を身に付けるためのプログラムであり、環境教育の指導法やワークショップ、模擬授業等で構成されています。

環境エデュケーター・トレーニング講座B

単位認定はされませんが、学生の主体的活動であり、学内外における環境保全活動を推進していきます。

【地域と連携した活動】

学生環境保全委員会の活動

地域の環境学習支援(子ども環境講座)「環境エデュケーター」の資格を取得した後は、「学生環境保全委員会」に所属することになります。また、環境保全を啓蒙普及し、実践的な指導力を身に付けるために、近隣の小学校において高学年の児童を対象とした「子ども環境講座:わくわく地球防衛隊」を開催します。この講座は、「子どもたちの環境意識を高めること」、「子どもたちが環境保全活動に取り組むことができるようにすること」を目的としています。講座の教育プログラム開発や教材作成は、「環境エデュケーター」が自ら創意工夫し、小学校教員と連携を図りながら主体的・継続的に行ないます。さらに、近隣の教育委員会や小学校等と連携を図り、「環境に係わる総合学習の時間の補助」「小学校や地域の環境活動の支援・指導補助」「子ども環境講座の企画・開催」「環境フォーラム(講演会・シンポジウム)の企画・開催」「コスモス祭への参加」等の活動を行います。

地域の環境学習支援(子ども環境講座)

地域の環境学習支援(子ども環境講座)地域の環境学習支援(子ども環境講座)地域の環境学習支援活動の一つとして、町田市、相模原市、川崎市、逗子市などで小学生を対象に環境教育を行っています。「子ども環境講座:わくわく地球防衛隊」を受講した児童には、本学独自の「わくわく地球防衛隊員証」を付与します。このわくわく地球防衛隊員証は、児童が小学校や家庭、地域において積極的に環境保全活動に参加できる態度や能力を有する証となるものです。
この活動を通し、環境に関する興味や理解を深めてもらうことをねらいとしています。

NHK主催の環境イベント(NHK SAVE THE FUTURE)

NHK主催の環境イベント(NHK SAVE THE FUTURE)NHKが主催する環境イベント「エコスタイル・ストリート」に参加し、提供されたブースで学生たちはエコロジーがよくわかるゲームを準備しています。そこでは、自然界の仕組みが理解できるように様々な工夫がされており、参加することで環境の大切さを実感してもらいます。